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歌詞・『はぐれ鳥・流れ旅』 (1)雨が沁みこむ合羽が重い
無情の雨のつれなさよ
義理に流され意気地に沈む
裏街道の流れ旅
愚か者よと長脇差(ながどす)抜けば
雨がくだける 上州峠越え (2)度胸千両と意気がるが
丁半博打のたよりなさ
やせたヤクザのつまらぬ意地は
軽い命が風に舞う
流れ流れて枯れ野の宿よ
折れたすすきは 大利根月夜風 (3)汚れ濁った渡世(とせい)でも
可憐な恋の花も咲く
惚れた娘に仁義が崩れ
想いは遠い桃の花
はぐれヤクザのその果て何処(いずこ)
雁(かり)が笑って 佐渡へと流れる
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