コント『また来るよ』の巻
冬の寒い日の設定である。
亭主と女房は毛布を被って寒さを堪えている。
亭主「寒いな」寒さでガタガタ振える。
女房「ああ、寒い寒い」
亭主は女房が持っている湯たんぽに気付く。
亭主「その湯たんぽ、俺によこせ」
女房「何いってんのよ、これは私のよ」 
亭主は無理やり奪い取ろうとする。
もみ合っている所にラグビー姿の男が現れる。
男「パス、パス、パスだよ」
湯たんぽを男に渡す。
男「トライ、トライ、トライ! どうだ、これで逆転だ」
亭主と女房はあっ気に取られている。
男「あれ、これ湯たんぽじゃないの、ラグビーボールはどうしたのよ」
亭主と女房はぼう然としている。
男「それにしても小さい湯たんぽだね、100円ショップで買ったの?」
亭主と女房は無言のまま首を縦に振る。
男「俺もあそこにはよく行くんだよ、何でもあるからな・・」
亭主と女房はまだぼう然としている。
男「そうだ、俺はこんなことしている場合じゃないんだ、忙しいんだ」
男「また来るからよ」と言って、軽い足取りで画面から消える。
亭主「お前なんかもう来るんじゃないよ」と、怒鳴る。
鐘がチーンとなって終わる